【ドローン国家資格二等】学科試験の対策と勉強法
ドローンの国家資格「二等無人航空機操縦者技能証明」を取得するためには、学科試験に合格する必要があります。本記事では、学科試験の内容と効率的な勉強法を詳しく解説します。
1.どんな試験内容?
国家資格二等の学科試験は、航空法や気象、電波などの知識を問う試験です。
📍試験形式
- 試験時間:30分
- 問題数:50問
- 出題形式:三肢択一式
- 合格基準:合格点は80点(10問不正解でも合格)
💡合格率は正式に好評されていませんが、当校調べで約60~80%と言われています。
難易度としては決して低くありませんが、教則や参考書をしっかりと理解していれば十分に合格を目指せる内容です。
試験会場について:
試験は全国各地の指定試験場で実施されます。会場は主要都市のテストセンターや商工会議所などで、予約制となっています。受験料は8,800円(非課税)で、不合格の場合でも再受験が可能です。ただし、再受験の際は新たに受験料が必要となるため、一発合格を目指したいところです。
📍主な出題範囲
-
航空法・関連法規
- 飛行禁止空域や高度制限
- 許可・承認が必要な飛行
- 操縦者の義務と罰則
- 航空法改正のポイントと最新情報
- ドローン事故の事例と法的責任
法規分野の重要ポイント:
特に重要なのは、2022年12月に施行された改正航空法による新たな規制内容です。人口集中地区(DID)での飛行制限、空港周辺での飛行禁止、150m以上の高度での飛行制限など、具体的な数値と条件を正確に覚える必要があります。また、機体登録制度や操縦者技能証明制度についても詳細な理解が求められます。
気象に関する知識
- 風の影響と対応策
- 気象情報の読み取り方
- 天候が飛行に与える影響
- 気象レーダーや天気予報の活用
- 異常気象時のリスク管理
気象分野の学習のコツ:
風速10m/s以上での飛行禁止、視程1km未満での飛行制限など、具体的な数値基準を暗記しましょう。また、上昇気流・下降気流の発生原理、雲の種類と飛行への影響、気象通報の読み方なども頻出分野です。気象庁のホームページで実際の気象情報を確認してみると、理解が深まります。
電波・通信の基礎
- ドローンと電波の関係
- 電波干渉と安全対策
- 重要な通信規則
- 無線通信の種類と特徴
- GPSとRTKの違いと活用方法
電波分野での注意点:
2.4GHz帯と5.8GHz帯の特性の違い、電波の減衰要因、アンテナの指向性など、技術的な内容も多く出題されます。また、電波法に基づく無線局の免許制度や、ドローンで使用される電波の種類についても理解しておく必要があります。
操縦理論・安全管理
- 機体の基本構造と飛行原理
- バッテリー管理
- 緊急時の対応
- フライト前のチェックリストの作成
- 事故を未然に防ぐためのリスクアセスメント
安全管理の実践的知識:
ドローンの飛行原理では、ローターの回転による揚力発生のメカニズム、機体のバランス制御、姿勢制御システムについて詳しく学習します。また、リポバッテリーの特性と安全な充電・保管方法、飛行時間の計算方法なども重要な出題ポイントです。
2.効果的な勉強法
学科試験に合格するためには、効率的な勉強が重要です。
📍教則や参考書などを活用
学科試験の出典元である国土交通省『無人航空機の飛行の安全に関する教則』や、その教則を解説している参考書を読んだり、教則について解説しているYouTube動画も効果的。
- 試験問題は教則の内容から出題されるので、教則を読むことはとても重要
- 参考書では教則を文章以外でイラストや表で視覚的に解説しているので覚えやすい
推奨参考書と学習リソース:
教則の最新版は国土交通省のホームページから無料でPDFファイルがダウンロード可能です。
(無人航空機の安全に関する教則:https://www.mlit.go.jp/koku/content/001860311.pdf)
加えて、市販の参考書では「ドローン操縦士合格の教科書」などが人気です。YouTubeでは、現役のドローンインストラクターや行政書士による解説動画も多数公開されており、理解困難な部分をわかりやすく解説してくれています。
📍学習計画を立てる
試験までの期間に合わせて、無理のない学習計画を作成しましょう。
- 1か月前:基礎知識のインプット(航空法、気象、電波)
- 2週間前:過去問・模擬試験を中心に演習(模擬試験は常に90点以上の正当率にしておくと安心です)
- 1週間前:苦手分野の復習、暗記項目の総仕上げ
学習進捗の管理方法:
学習記録アプリや手帳を活用して、日々の学習時間と内容を記録しましょう。週ごとに理解度をチェックし、計画通りに進んでいない分野があれば早めに軌道修正することが大切です。また、家族や友人に学習状況を報告することで、モチベーション維持にもつながります
3.受験当日のポイント
試験当日は、焦らず落ち着いて臨みましょう。
📍持ち物チェック
- 身分証明書(運転免許証・パスポートなど)
- 眼鏡や補助具(必要な場合)
当日の準備と心構え:
試験開始30分前には会場に到着し、受付を済ませておきましょう。身分証明書は写真付きのものが必要で、マイナンバーカードも利用可能です。また、試験会場は空調が効いている場合が多いため、体温調節できる服装で参加することをお勧めします。
📍試験前の最終確認&試験時のコツ
- 試験直前に航空法の重要ポイントや、横文字の専門用語などを再確認
- 難しい問題や時間がかかりそうな問題は飛ばして、解ける問題から解答する
- 直前の緊張を和らげるため、深呼吸を意識
- 試験時、着席すると各デスクに周囲の音を遮断できるヘッドホンがセットされているので、もし物音などで気が散る場合は装着しましょう
📍時間配分に注意
50問を30分で解くため、1問あたり約1.5分を目安に進めると良いでしょう。
効率的な解答戦略:
確実に解ける問題から順番に解答していきます。迷った問題は画面上でフラグ(マーク)を付けられる機能があるので、後から見返して時間に余裕があるときに再検討しましょう。図表を読み取る問題は時間がかかりやすいので、後回しにすることも重要な戦略です。
📍試験後について
合否はその場でパソコンの画面に表示されます。もし不合格だった場合は、どの分野が難しかったかを振り返り、次回に備えておきましょう。
4.合格後のステップ
📍ドローンの購入と練習
資格取得後にドローンを業務で活用する場合は、その飛行訓練を行いましょう。
📍限定変更への挑戦
二等資格では目視内飛行が基本ですが、限定変更を行うと、目視外飛行や夜間飛行といったより専門的な飛行が可能になります。
限定変更の種類と活用場面:
目視外飛行の限定変更により、建物の点検や測量業務での活用範囲が大幅に広がります。また、目視外飛行/夜間飛行ともに、イベント撮影や点検業務、防災業務での需要があります。
限定変更の講習・試験内容については以前のコラム「【初学者向け】国家資格二等 取得の流れ」でも触れております
まとめ
国家資格二等の学科試験は、基礎知識をしっかりと身につければ十分に合格可能です。公式テキストや過去問を活用し、スキマ時間をうまく使いながら学習を進めましょう。試験当日はリラックスして取り組むことが大切です。
『ドローンスクール大阪なんば』では、法規定の解説動画や模擬試験も行える有料コンテンツ、CoCoPAを導入。国土交通省『無人航空機の飛行の安全に関する教則』に準拠したこのeラーニングは、教則の内容をチャプター別に動画で講師が解説。パソコンやスマートフォンで場所や時間を選ばずに模擬試験は何度も繰り返し受けれるので、苦手分野の克服と知識のアウトプットができるため、非常に効果的な勉強法です。
また、ドローンに関する法規制や技術は日々進歩しているため、資格取得後も最新情報をキャッチアップする姿勢が大切です。業界団体のセミナーや講習会に参加や、SNSなどを活用した他の操縦者との情報交換を行うなど、知識のアップデートを心がけましょう。
ドローンスクール大阪なんばでは毎日『無料体験説明会』を実施しています。
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